見直してみよう 肩の挙上
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気づかずに、肩をすくめている。
街中を歩いていると、肩をすくめて歩いている人をたくさん見かけます。肩こりや首こりの原因の一つで、フェイスラインのタルミも引き起こしてしまうんです。
セラピストになる前の私は酷い肩こり症でした。
実家のご近所、道後温泉近くには「あんま」してもらえる有名な場所があり、毎週のように通っていました。あん摩さんの中でも屈強な男の方にお願いしていましたが、「肩が死んでる」と言われるほどの肩こり持ちでした。
その当時、仕事の緊張が続いていて、常に肩が挙上した状態、ガッツリデスクワークの毎日で目も肩もバリバリで、寝る時も肩が挙上したままだったかも?と思い出します。
肩をすくめた状態=肩の挙上
肩が本来の自然な位置よりも上に上がってしまう状態のことです。
多くの人が知らず知らずのうちに肩を挙上させて生活していて、これが首や肩のコリ、頭痛、肩こりの原因となることがよくあります。
肩の挙上とは?
肩が上がっている状態、つまり「肩をすくめた状態が続く」ことを肩の挙上と言います。
この状態では肩が緊張し、首や頭皮などの筋肉が常に緊張したままになります。自然な肩の位置とは、肩が耳から遠く離れ、リラックスした状態にあるべきです。
どんな生活習慣が肩を挙上させてしまうのか?
1. デスクワークやスマートフォンの長時間使用
長時間のパソコン作業やスマホを使う姿勢が原因です。
画面に集中するあまり、肩が自然とすくまり、首や肩が前に出てしまいます。この姿勢が続くと、肩を挙上したまま固まってしまいます。
2. ストレス
精神的な緊張や不安感があると、体が自然と緊張し、肩をすくめる動作が無意識に起こります。
特に忙しい日常や人間関係でストレスを感じると、肩が常に挙がった状態になることがあります。
3. バッグの持ち方
片側にバッグをかけ続ける習慣は、肩を挙上させる原因になります。
荷物を肩で支えると、肩が緊張してしまい、筋肉が硬直します。
4. 寒さや冷え
冬の寒さや冷房の効きすぎた室内で、体が寒さを感じると、肩をすくめて体を縮めがちです。
これも肩を挙上させる一因となります。
肩を使いやすくする方法
1. 姿勢を見直す
デスクワークやスマホを使うとき、姿勢に注意して、肩をリラックスさせるように意識する。
①椅子に深く座り、肩が耳から離れていることを確認します。
②胸を張り、背筋をまっすぐにすることが大切です。
2. ストレッチや肩の運動
肩回しや、肩甲骨周りのストレッチを日常的に取り入れることで、肩の緊張をほぐし、挙上を防ぎます。
①肩を前後に大きく回す「肩回し」や、両手を後ろで組んで胸を開く「胸開きストレッチ」は、肩甲骨を動かしやすくする効果があります。
3. 深呼吸を取り入れる
深呼吸を意識することも、肩をリラックスさせるのに効果的です。
①緊張状態になると浅い呼吸になりがちですが、深い呼吸を心がけることで肩の力が抜け、自然とリラックスできます。
4. 定期的な休憩
長時間のデスクワークやスマホ使用時には、定期的に休憩を取り、体を動かすことが重要です。
①肩をすくめたまま固まらないように、少なくとも1時間に1回は体を伸ばしたり、軽い運動をする習慣をつけましょう。
5. アロママッサージの活用
肩や首のこりを感じたときには、アロママッサージがリラックス効果を高めます。
①セルフケアなら、首筋や鎖骨周辺をしっかりマッサージすることで、緊張がほぐれ、肩が自然な位置に戻りやすくなります。
自分の体だからこそ、なかなか気づかないことが多いのです。肩を挙上させている、肩をすくめているなんて思いもしない方ばかりだと思います。そして、見直してみよう!と思い、無理に肩を引き下げると首の負担が増えたり、さらに肩こりになったりと難しいものです。実際に自分の肩の位置を、どんな風に見直せばいいのかは、やはりその道のプロに訊いていただければと思います。肩の挙上を防ぐためには、日常的な姿勢の見直しや、リラックスする時間を意識的に作ることが重要です。
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