肩甲骨 を動かせている…と思っていたのに?
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肩甲骨 を動かせている…と思っていたのに?
肩甲骨を動かす運動を毎日続けている!というお客様がいらっしゃいました。
ちょっと自慢げに、「毎日頑張ってるんです!肩甲骨をしっかり動かして、肩周りも軽くなってきた気がします」とお話しされていた。。のですが。
とにかく、「その運動、実際に見せていただけますか?」とお願いしました。
運動される環境も説明してくださって、ご自宅の鏡の前で実践しているように、サロンでも実際に肩甲骨を動かす運動をしていただきました。
丁寧に肩を動かし、一生懸命されている姿勢には頭が下がる思いでしたが、実際に動いていたのは肩甲骨ではなく、上腕でした。
「残念ながら、肩甲骨自体はあまり動いていないようですね。」とお伝えし、サロンの相棒骨格模型「桜さん」をモデルにご説明しました。すると、お客様は驚きつつも少し残念そうな表情で、「半年以上も毎日頑張っていたのに…なんだったの?」としょんぼりされてしまいました。あぁ、ごめんなさいね。でも肩甲骨は全然動いてもいないんです。と心の中で私もしょんぼりしてしまいました。
その後、正しい肩甲骨の動かし方をお伝えし、実践していただくと、「この動き難しい!こんなに動かない!全然違う!」と新たな発見をしていただけました。
そして、「自分ができてるなんて思い込むのは怖いですね。これ、見てもらわないと本当に動いているかわからないんですね。」と、少し不安そうにおっしゃいました。
鏡を見ながら実践しても、自分では自分の動きがどうなっているのか、正確には見えません。
鏡を見ても全体の動きが捉えにくいこともあります、また、思い込みで「これで大丈夫」と信じてしまうと、間違った動きを続けてしまうことがあります。
「正しい動きは、専門家に見てもらって体に覚えさせるのが最善で最短です。」とお話ししました。「もちろん半年間、頑張られた努力は無駄ではありません。」実際に続けられているのだから、とフォローしつつ、これからの運動がさらに効果的になるよう、しっかりサポートすることをお伝えしました。
もう一つ大事なことがあります。「呼吸を止めないで行うこと。」
動かすことに必死になって、呼吸を止めたまま、あるいは浅い呼吸のまま運動を行なっても、筋肉や関節は動いてくれません。ですので、呼吸をしながら運動する!ということはとても大事な要素なんです。
お客様が「呼吸に意識して、力まず、正しく動かすようにしてみます!」と前向きな表情を見せてくださって、私も嬉しくなりました。
誰でも「自分はできている」と思い込みやすい部分はありますが、こうして気づき、さらに改善しようとするその姿勢こそが、本当の意味での健康への第一歩だと感じます。
また次回も、さらに肩甲骨がしっかり動く感覚を掴んでいただけるようお手伝いしていきたいと思います!
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