秋の「むくみ」 セルフケア
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「むくみ」とは?
血管からしみ出た水分が皮下組織に過剰にたまった状態のことです。
血管は、酸素・栄養を細胞へと届け、二酸化炭素・老廃物を回収する役目を担っています。血の巡りが滞ると、水分が血管に戻ることが出来ず、細胞と細胞の間にたまり「むくみ」となります。
身体の中でも足(脚)は臓器がなく、ポンプの役目を果たす心臓から遠い位置にあるため、血の巡りが滞りやすくなります。
10月中旬になりました。
朝晩と昼の寒暖差、長引いた夏の疲れが「むくみ」を引き起こしやすい状態にしています。秋に「むくみ」が発生しやすい理由、「むくみ」とは何なのか?そして、アロマテラピーでのセルフケアをご紹介します。
秋の「むくみ」が発生しやすい理由
1. 寒暖差による血管収縮・拡張の影響
寒暖差が大きいと、身体が温度に対応するために血管が収縮したり拡張したりします。特に朝晩の冷えで血管が収縮すると、血液循環が悪くなり、老廃物や余分な水分が体内に滞りやすくなります。これがむくみの一因です。
2. 自律神経の乱れ
気温の急激な変化は、自律神経のバランスを乱しやすく、身体がうまく水分代謝をコントロールできなくなります。特に、夏の暑さによる疲労が身体に残っていると、自律神経の働きはさらに低下し、むくみやすくなります。
3. 運動不足
夏の疲れで身体が動きにくい状態が続いていると、血液やリンパの流れが停滞し、むくみが生じやすくなります。
4. 冷えによるリンパの流れの滞り
朝晩の冷えが身体に影響し、特に手足など末端部分が冷えることで、リンパの流れが滞りやすくなります。リンパは余分な水分を体外に排出する役割を持つため、リンパの流れが悪くなるとむくみが発生します。
アロマテラピー・トリートメントでのセルフケア
アロマテラピーは、むくみの予防や解消に非常に効果的です。精油(エッセンシャルオイル)でトリートメントすることで、循環を促進し、むくみを和らげることができます。
1. 使用するエッセンシャルオイル
- ジュニパーベリー:デトックス効果が高く、体内の余分な水分を排出するのに役立ちます。むくみの解消に定評があります。
- サイプレス:血液循環を促進し、リンパの流れを改善するため、むくみ解消に適しています。
- グレープフルーツ:利尿作用があり、体内の水分を効果的に排出するのをサポートします。
- ジンジャー:体を温め、血行を良くする効果があります。冷えによるむくみにも効果的です。
2. 足と脚へのアロマテラピー・トリートメントの簡単テクニック
- リンパドレナージュを用います:リンパの流れを促進することで、体内の余分な水分を排出し、むくみを解消します。
- 足と脚のマッサージを行います:特に下半身はむくみやすい部分なので、足先から太ももに向けてリンパの流れを促すマッサージを行うことで、脚のむくみを解消できます。
セルフケアでの足と脚に対するリンパドレナージュは、むくみや疲労を軽減し、リンパの流れを促進するための効果的な方法です。定期的なセルフケアが大切です。
足と脚に対するリンパドレナージュの方法
1. 準備
まず、リンパの流れを良くするために、適切な環境を整えます。マッサージオイルやアロマオイルを使うと、手の滑りが良くなり、リラックス効果も高まります。お湯に浸かるなどして、事前に体を温めておくとさらに効果的です。
2. 姿勢
脚を少し高くして座り、リラックスした状態で行います。リンパは心臓に向かって流れるため、基本的には足から膝、太ももへと上向きに行います。
3. マッサージ
❶足裏からスタート:足裏を親指や指の腹を使って、圧をかけながら全体をほぐします。特に土踏まずはリンパの流れに影響するため、重点的にマッサージします。
❷足首周り:足首を軽くつかんで円を描くように、手で柔らかくほぐします。足首はリンパが滞りやすい部分なので、丁寧にマッサージします。
❸ふくらはぎ:両手でふくらはぎを包み込み、下から上へと押し流すようにマッサージします。リンパ液を心臓方向に流すイメージで行います。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれる部分なので、血行促進にも効果があります。
❹膝周り:膝裏にはリンパ節が集中しているため、優しくほぐします。膝裏のリンパ節を刺激することで、下半身のリンパの流れがスムーズになります。
❺太もも:膝から太ももの内側と外側にかけて、下から上に向かって手の平全体を使ってマッサージします。大きな筋肉が集まる太ももは、少し圧をかけてやると効果的です。
❻最後に、軽く全体を撫でるようにして、リンパの流れを整えます。マッサージの後には、十分な水分補給をして、老廃物の排出を促進します。
ポイントと注意点
- 力加減:強すぎる圧をかけると逆効果になることがあるため、オイルを皮膚に浸透させるよう、手も腕も軽くリラックスした状態を保ちます。
- 頻度:毎日続けるのが理想ですが、無理なく1日おきでも効果を感じることができます。
- 時間帯:夕方や夜、リラックスできる時間で、足のむくみが気になる時に行うのが特に効果的です。
セルフリンパドレナージュは、むくみや疲労を和らげるだけでなく、リラックス効果も高いため、定期的に取り入れることをお勧めします。
そのほかのセルフケア
タオルを利用した「温冷交代浴」:精油を浸した温かいタオルと冷たいタオルを交互に使い、血管を収縮・拡張させることで、血液循環を促進し、むくみを軽減させます。
温かい飲み物を取る:生姜入りのハーブティーなどで体を内側から温めることで、血行を促進します。
軽いストレッチやウォーキング:適度な運動で血液循環とリンパの流れを改善します。
瞑想:セラピストがお薦めするのは「香りの瞑想法」。精油の香りを呼吸から取り入れながら、自身の呼吸にフォーカスし深い呼吸を繰り返す方法。自律神経系のバランスが整い、内臓の働きを活性化させ「むくみ」にアプローチします。
秋の「むくみ」 セルフケアとして、アロマテラピーを取り入れたリンパドレナージュで、秋のむくみ対策をはじめてみてください。セルフケア、面倒なようですが始めてみると自分の変化が楽しくなり、美容面にもプラス効果がたくさんあります。肌寒いと感じる今の時期からぜひ始めてみてくださいね。
サロンでは、ロミ・イリイリ(ホットストーン・マッサージ)やブーショッファン(海泥のボディパック)のリクエストが増える頃です。
精油の香りとオイルの効果効能
+
肌に触れるタッチング
女性特有の痛みや辛さを緩和したり
ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで
深い呼吸
血の巡りを促す
副交感神経の働きが優位に
姿勢が整い
しっとり弾力のある肌へ導く
健康と美容にアプローチするアロマテラピー・トリートメント専門店
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