副腎疲労 補完療法のいろいろ
セラピストLIFEを楽しくする
tae Therapist School
心・からだ・肌をアロマテラピーで整える
ホリスティックAromaサロン
tae Aromatherapy & Treatment

SNSにて「副腎疲労だと感じている」
とある看護師さんの呟きに、アロマテラピーが有効ですよとお知らせしました。
せっかくなので、もう少しわかりやすくご紹介したいと思います。
数年前、「副腎疲労」がちょっとしたブームになったこと記憶されているでしょうか?
いろいろな記事がありましたので、すでにご存知の方も多いかもしれません。
副腎疲労とは
副腎疲労は、慢性的なストレスや過労が原因で、副腎が十分なホルモン(特にコルチゾール)を分泌できなくなる状態を指します。
この症状を訴える人は多く、ライフスタイル改善やアロマテラピーなどの補完療法でのケアが注目されています。
副腎疲労がもたらす身体・メンタルの変化
身体の変化
慢性的な疲労感
休んでも取れない疲れや倦怠感。
低血圧やめまい
特に立ち上がった際のめまいやふらつき。
免疫力の低下
風邪を引きやすくなる、または治りにくい。
消化機能の低下
食欲不振や胃腸の不調。
ホルモンバランスの乱れ
月経不順や不妊症状。
メンタルの変化
ストレス耐性の低下
些細なことでもイライラしやすくなる。
集中力や記憶力の低下
「頭がもやもやする」といった感覚。
気分の落ち込みや不安感
軽度の抑うつ状態。
睡眠障害
寝つきが悪い、眠りが浅いなど。
副腎疲労の解消方法
1. 生活習慣の見直し
十分な休息:7~9時間の睡眠を確保する。
栄養バランスの取れた食事:糖質の過剰摂取を控え、タンパク質や良質な脂質を摂取する。
適度な運動:ヨガや軽いストレッチでストレスを軽減するよう心がける。
2. ストレス管理
深呼吸や瞑想を日常に取り入れる。
ストレス源を特定し、必要に応じて改善策を考える。
3. 栄養補助食品の活用
ビタミンCとB群:副腎の回復を助ける。
マグネシウム:リラクセーションを促進させる。
アダプトゲンハーブ:ストレス緩和効果が期待される。(詳細は下記に記してあります。)
補完療法のいろいろ
1.アロマテラピー:副腎疲労のストレス緩和に効果が期待できる精油は、
ラベンダー:リラックス効果。
ベルガモット:気分を明るくしてくれる。
ローズマリー:集中力とエネルギーを高める。
2.ハーブ療法
カモミールティー:ストレス軽減と睡眠の質を改善。
リコリスルート:副腎機能のサポート(血圧に要注意)。
3.鍼灸
東洋医学的アプローチで、身体のエネルギーバランスを整えてくれる。
4.瞑想とマインドフルネス
ストレスホルモンの減少が期待される。1日数分から始められる。
5.温熱療法
温泉やサウナなどでリラックスし、血流を改善して副腎の回復をサポートする。
アダプトゲンハーブ
アダプトゲンハーブとは、ストレスに対する抵抗力を高める働きのあるハーブや生薬の総称です。英語で「適応を促進させるもの」という意味を持ち、数千種類のハーブのうち数十種類しか存在しません。
アダプトゲンハーブと言われるもの
高麗人参(オタネニンジン):中国東北部や朝鮮半島北部が原産で、滋養強壮のハーブとして古くから使われてきました。ジンセノシドと呼ばれるサポニンが豊富に含まれており、疲労回復や精神安定、ストレス緩和、免疫強化、血流改善などの効果が期待できます。
冬虫夏草:滋養強壮・不老長寿のための高級食材として重宝されてきたキノコの1種です。メラトニンの働きを活発にする成分や、肌の新陳代謝を高める効果、細胞の水分を保持する働きのある成分が含まれています。
甘草:マメ科のカンゾウの根を乾燥したもので、鎮痛、抗炎症にすぐれた効果をもたらします。また、肌に塗布することで、赤い肌荒れやニキビの炎症を抑える効果が期待できます。
副腎疲労に効果的な精油
ラベンダー(Lavandula angustifolia)
効果:リラクセーションとストレス軽減。神経系を鎮静し、睡眠の質を改善します。
使用法:ディフューザーでの芳香。就寝前寝る前に香りを嗅ぐ。
ローズマリー(Rosmarinus officinalis)
効果:副腎を刺激し、活力を高めます。集中力をサポートし、朝のエネルギー補給に適しています。
使用法:キャリアオイルに希釈して背中や副腎の位置(腰のあたり)をマッサージします。
スイートオレンジ(Citrus sinensis)
効果:気分を明るくし、ストレスを和らげるとともに、ホルモンバランスを整えます。
使用法:お風呂に数滴入れる、またはディフューザーで香りを楽しんでください。
フランキンセンス(Boswellia carterii)
効果:精神的な落ち着きと深いリラクセーションを促進します。副腎の修復を助ける作用が期待されます。
使用法:瞑想や深呼吸の際に香りを活用。
クラリセージ(Salvia sclarea)
効果:ホルモンバランスをサポートし、ストレスの軽減に役立ちます。
使用法:希釈して腹部や足裏に塗布マッサージする。
ジュニパーベリー(Juniperus communis)
効果:デトックス作用があり、腎臓や副腎の働きをサポートします。
使用法:キャリアオイルで希釈してマッサージ。入浴時に使用する。
精油の使い方の例
リラクセーションのためのブレンド
ラベンダー:2滴
スイートオレンジ:1滴
フランキンセンス:1滴
キャリアオイル:10ml
活力アップのためのブレンド
ローズマリー:3滴
ジュニパーベリー:2滴
キャリアオイル:10ml
ホルモンバランスをサポートするブレンド
クラリセージ:3滴
スイートオレンジ:2滴
エプソムソルト:大さじ2
入浴時に:お湯に混ぜ、15~20分間ゆっくり浸かる。
注意点
精油は直接肌に使用せず、必ずキャリアオイルで希釈してください(1%が目安)。
妊娠中や授乳中の場合、または持病がある場合は使用前に医師や専門家に相談してください。
ディフューザーやアロマバスの使用でも、最初は少量から始めて様子を見てください。
今日のまとめ
副腎疲労は、現代のストレス社会で多くの人が直面する問題です。生活習慣の改善やストレス管理、さらにアロマテラピーを含む補完療法を組み合わせることで、心身のバランスを取り戻すことができます。
副腎疲労に関連するストレスや疲労には、香りが自律神経系に働きかけ、リラクセーションを促進することが報告されています。ラベンダーの香りはコルチゾールの低下に寄与し、ストレス軽減に効果的とされています。
精油の香りとオイルの効果効能
+
肌に触れるタッチング
女性特有の痛みや辛さを緩和したり
ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで
深い呼吸
血の巡りを促す
副交感神経の働きが優位に
姿勢が整い
しっとり弾力のある肌へ導く
健康と美容にアプローチするアロマテラピー・トリートメント専門店
Comments