女性ホルモンのこと ②/③ エストロゲン低下にどう対処すればいいのか?
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エストロゲン
一生の中で、スプーン一杯程度の量と言われているのに、体や心に与える影響は大きい。
そして、その量はどんどん低下していく。
→ エストロゲン低下にどう対処すればいいのか?
エストロゲンの急激な減少に伴う、メンタル変化を和らげる方法として、有効とされているもの。
✅ 運動(特にウォーキング・ピラティス・バレエ) → ドーパミン分泌UP
✅ 大豆イソフラボン(納豆・豆乳) → 植物性エストロゲン補充
✅ アロマテラピー(クラリセージ、ローズ、ネロリ) → リラックス効果
こうした方法を取り入れながら、ホルモンの変化に適応していくことは大切です。
エストロゲンの生成・分泌を促す精油の作用
精油(エッセンシャルオイル)には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌をサポートするものがあります。特に、クラリセージ、ゼラニウム、ローズ、フェンネルなどの精油には「植物性エストロゲン作用」や「神経系への調整作用」があるとされています。
1. 精油がエストロゲンに及ぼす作用
(1) 植物性エストロゲン作用
一部の精油には、フィトエストロゲン(植物性エストロゲン)を含むものがあります。
フィトエストロゲンは、エストロゲン受容体に結合し、エストロゲンの働きをサポートすると考えられています。
参考:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9864699/
(2) 視床下部・下垂体への作用(ホルモン調整)
精油の香りは、嗅覚を通じて視床下部(ホルモンの司令塔)や下垂体に影響を与え、ホルモンバランスを整える可能性があります。特に、ストレスを軽減することで、副腎皮質刺激ホルモンの分泌を抑え、ホルモンバランスを整える作用が期待されています。
参考:https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/146642409711700511?icid=int.sj-abstract.similar-articles.5
2. エストロゲン分泌に好影響を与える精油たち
① クラリセージ
*フィトエストロゲンを含み、エストロゲン様作用がある
*ストレスを軽減し、ホルモンバランスを整える
🔍
クラリセージの芳香成分「スクラレオール」は、エストロゲン受容体に結合し、エストロゲン様作用を持つと報告されている。
研究では、クラリセージ精油の吸入により、コルチゾール(ストレスホルモン)の減少と、女性ホルモンのバランス改善が確認された。
参考:Effects of inhalation of Clary Sage oil on cortisol and autonomic nervous system parameters in healthy women. Journal of Clinical Psychopharmacology, 2014.
② ゼラニウム
*ホルモンバランスを整え、PMSや更年期症状を軽減
*自律神経を調整し、ストレスを緩和する
🔍
ゼラニウム精油を用いたアロママッサージが、更年期女性のエストロゲン値を有意に上昇させたとする研究がある。
参考:Effect of aromatherapy massage with geranium essential oil on menopause symptoms.Complementary Therapies in Clinical Practice, 2018.
③ ローズ
*エストロゲン分泌を促し、女性らしさを高める
*リラックス効果が高く、ホルモンバランスを整える
🔍
ローズ精油を用いたマッサージが、閉経後の女性のエストロゲンレベルを上昇させ、うつ症状を軽減することが確認された。
参考:Rose oil and its impact on female reproductive hormones. ranian Journal of Obstetrics, Gynecology and Infertility, 2016.
④ フェンネル
*強いフィトエストロゲン作用を持ち、エストロゲン分泌を促進
*閉経後のホルモンバランスをサポートする
🔍
フェンネルに含まれる「アネトール」には、エストロゲン受容体に結合し、エストロゲン様作用を示すことが確認されている。
研究では、フェンネル精油を使用したマッサージが閉経後の女性のホルモンレベルと骨密度の維持に役立つとされている。
参考:Effects of Foeniculum vulgare (fennel) on menopausal symptoms and hormonal changes in postmenopausal women. Journal of Ethnopharmacology, 2020.
3. 精油を活用する具体的な方法
(1)芳香浴(ディフューザー)
クラリセージ、ゼラニウム、ローズ、フェンネルのうち 2~3種類 をブレンド。
夜のリラックスタイムに使用すると、ストレスを軽減しホルモンバランスを整える。
(2)マッサージオイル(経皮吸収)
キャリアオイル(ホホバ・スイートアーモンドなど)30ml に対して、精油5~6滴を加え、下腹部や内腿に塗布マッサージ。
クラリセージ+ゼラニウムのブレンドがPMSや更年期に効果的。
(3)アロマバス
お湯に精油3~5滴を加え、全身浴。
ローズ+フェンネル は女性ホルモンをサポートするおすすめの組み合わせ。
今日のまとめ:エストロゲン低下にどう対処すればいいのか?
✅ エストロゲンの減少に伴うメンタルや身体の不調に、精油は有効なサポートとなる
✅ クラリセージ、ゼラニウム、ローズ、フェンネルは、エストロゲン様作用やホルモン調整作用を持つ
✅ ストレスを軽減し、視床下部・下垂体の働きを整えることで、間接的にホルモンバランスをサポート
✅ 芳香浴・マッサージ・アロマバスなどで取り入れると効果的
エストロゲン低下にどう対処すればいいのか? エストロゲンの減少は避けられない変化です。精油の力を活用しながら、栄養面を見直し、運動も取り入れ、ホルモンバランスを整えつつ快適な毎日を過ごしていきたいですね。
では、何歳から意識しエストロゲン低下対策を始めればいいのか、明日のブログでお伝えします。
精油の香りとオイルの効果効能
+
肌に触れるタッチング
女性特有の痛みや辛さを緩和したり
ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで
深い呼吸
血の巡りを促す
副交感神経の働きが優位に
姿勢が整い
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