赤色3号 食品添加物の使用について考える
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赤色3号
日本では、キャンディーやグミなどの菓子類、飲料や漬物、ソーセージや練り物といった加工食品に使用されています。
そして日本では、赤色3号の使用が「通常レベルであればヒトへの影響は問題ない」という見解に基づいて認められています。でも、この「通常レベル」という曖昧な基準が本当に安全を保証するものなのか、私はとっても疑問を感じています。
というのも、赤色3号に関しては、動物実験で甲状腺腫瘍の発生リスクが高まるという研究結果が示されているからです。
これをもって、米国では食品への使用が禁止されています。
一方で日本は、動物実験での結果がそのまま人間に適用できるとは限らないという立場を取り、使用量を規制することでリスクを管理しています。
しかし、「量を規制しているから大丈夫」という考え方では、潜在的な危険性を完全に排除することにはならないと私は思うのです。
赤色3号
日本では食品添加物の使用について
国民が自分で考え、食品を選択するという考え方が基本にはあるのかもしれません。
しかし一部の食品添加物については、記載は義務がないという国民が知らないルールも存在しているため、安全な食品を選ぶことはとても難しいというのが現状ではないのでしょうか。
「通常の範囲」や「適量」という基準
これらは曖昧で、具体的な数値や根拠が明確でないことが多いため、かえって不安材料となり、安心できる食品を選んでいるのかわからなくなります。
食品添加物は日常的に摂取されるもの
そのため、「通常レベル」の摂取量であっても、長期的に体にどのような影響を及ぼすかは予測が難しいはずです。
特に甲状腺腫瘍のリスクが動物実験で確認されている以上、少量でもそのリスクをゼロにできないならば、安全性を疑う余地が残ると考えます。
最善策はリスクが完全に否定できない物質を使用しないこと
消費者としては、曖昧な基準の「通常レベル」でリスクが許容されるのではなく、そもそもそのリスクを回避する選択肢が与えられるべきだと思います。
科学的なエビデンスとともに、透明性のある情報提供がなされることで、私たち自身がより安心して食品を選べる環境が必要だと感じています。
米国で赤色3号(エリスロシン)が使用禁止されている一方、日本では一部の食品や医薬品で使用が認められている。
これは各国の規制方針、リスク評価基準の違いが原因です。
では科学的なエビデンスや規制の背景はどうなっているのでしょうか?
赤色3号に関する米国と日本の規制の違い
*米国の規制
1990年に米国食品医薬品局(FDA)は、赤色3号を食品用として禁止しました。しかし医薬品や化粧品での使用は限定的に認めています。
禁止の理由は、動物実験で甲状腺腫瘍の発生率増加が認められたからです。この影響がヒトにも起こる可能性を完全に排除できないとの見解に基づいています。
*日本の規制
日本では食品衛生法に基づき、赤色3号の使用が認められています。ただし、使用量や対象食品には規制があります。
日本政府はリスク評価の結果、赤色3号の通常の使用量ではヒトの健康に有害な影響はないと結論づけています
動物実験の結果を人間に直接適用することに、慎重な姿勢をとっているようです。
科学的エビデンス
①動物実験のデータ
動物研究では、赤色3号の高用量摂取によって甲状腺腫瘍が発生したとの報告があります。
一方で、摂取量が通常の食品中に含まれるレベルであれば、ヒトへの影響は確認されていないとの研究もあります。
②ヒトへの影響
赤色3号に関する疫学研究では、通常の摂取レベルで健康被害が直接証明された例は見つかっていません。
ただし、アレルギー反応を引き起こす可能性があるとの報告があります。
規制 考え方の違い
①予防原則
米国は「リスクがあるとみなされる物質は原則排除する」という予防原則を強調します。このため、動物実験の結果に基づき、潜在的リスクを回避するための厳しい措置をとっています。
②許容リスク
日本では、物質が実際に人体へ与える影響や摂取量の現実性を考慮し、リスクが許容範囲内であれば使用を認める方針です。科学的根拠を基にしたリスク評価に基づいています。
米国が赤色3号を禁止したことは、科学的根拠に基づいた予防策として正しいと思う一方、過剰に規制しすぎているのではという批判もあります。日本では、科学的エビデンスに基づく合理性を重視していますが、消費者への透明性が不足していると思います。国際的な機関(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA))が設定する基準が基礎となることが多く、もしかすると今後の研究で結論が変わる可能性もあるかもしれません。
日本では食品添加物の使用について、記載義務がないという国民が知らないルールも存在し、安全な食品を選ぶことは非常に難しい状況です。数値や根拠など、基準の不透明さに対する不安がある中、私たち自身が、食品や医薬品といった、自分の身体に取り入れるものについて、積極的に関心を持ち、主体的な安心や安全は、誰かから与えられるものではなく、自ら調べ、行動して得られるものであるということを、しっかりと認識する必要があるのだと思います。今回の赤色3号のニュースは、多くの人にとって、自分自身の選択を問い直す機会になるのではないかとも思います。
参考資料
日本食品添加物協会『食品添加物の安全性に関するQ&A』.
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